べっ甲細工の装飾品
べっ甲細工の歴史は古く、正倉院の御物の中にもある。
日本に加工技術が根付いたのは江戸時代初期。徳川家康の眼鏡もべっ甲だった。昭和に入ると庶民にも普及するが、絶滅の危機にある動植物の保護を目的とするワシントン条約の批准(昭和55年)で、タイマイ取引が規制され、情勢は一変した。
 日本は国内産業の保護を理由に、タイマイを「留保品目」として扱い、輸入量を制限。
 当初の規制量は年間30トン程度だったが、国際的な動物保護運動などで年々減り、平成4年には7.5トンに落ちた。その後全面禁輸になり、条約の「留保品目」からもはずれた。
 危機感を持ったべっ甲業界はキューバへの調査団を送った。ウミガメのふ化・放流事業を調べるためであった。
日本べっ甲協会によると、国内のべっ甲の在庫は推定38トン。年間消費量が約10トン。工夫すれば製品化後の端材(クズ材)が使え、在庫がすぐ底をつくことはないというが、輸入再開は業界の悲願である。

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